よい破壊と創造の仕掛け人になり、エポックメイキングを起こしたい!と思った原点は、伝統ある女子校に入学した中学時にあります。校則がとても厳しく、髪のゴムの色やカバンのストラップのサイズまで、まさに頭から爪先まで”同じ”になった女の子が2000人くらい集う環境でした。入学式はまさに、小学校という井の中だけでない、大海の存在を知った瞬間です。そんな時初めて、1/2000のひとりの女の子ではない私らしさを見つけたい、ナニモノかでありたい…と野心が湧きました。個の表出を制限された環境だからこそ、私とは何かという問いを持つようになったのです。そんな自分探しの中で足枷となったのが、厳しい校則です。社会通念上必要性が理解できるものから、共感し難いものまで。たくさんの校則でダメとされていることは何故けしからんのか、片っ端から試しながら問い続けるようになりました。完全にイタい中学生(笑)ですし、沢山の先生方にご迷惑をおかけしましたので決して良い行いではないです。でもそうして問題提起を率先する中で、周りもなぜ?を問うようになったり、ほんのわずかですが”やっていい”に変わった事もありました。そうした瞬間に立ち会えた時に心揺さぶられ、ホワイトハッカーのように、良いベクトルでコミュニティが変われるような破壊と創造の仕掛け人になりたいと志しました。
物語の主人公のように語りで心を揺さぶったり、代表キャラでキラキラしたカリスマ性でリードする。今までのエポックメイカーにはそうしたタイプが多かったのかなと個人的には思っています。でも私はそうはなれない。だから、自分の武器を活かしたエポックメイカーのなり方を模索しています。その中で今一番しっくりきているのが、ひとりひとりと真っ直ぐに向き合う、伴走型という形です。
ホワイトな破壊と創造を起こす事なら、いろんな分野のことにワクワクします。これまでは、政治に関することや、自身が心臓病を患った経験から医療分野の学びも進めていました。今一番力を入れているのが教育分野です。人の思考を耕す直接的な事柄なので責任も大きいですが、伴走させていただく子達がより良い方向に向くきっかけになれたらという思いのもと取り組んでいます。